▽OpenGL プログラミング ガイド

Mason Woo、Tom Davis、Jackie Neider、OpenGL ARB 著、アクロス 訳による『OpenGL プログラミング ガイド』の感想ページです。

OpenGL プログラミング ガイド 表 OpenGL プログラミング ガイド 裏
著者:OpenGL ARB他
翻訳:アクロス

出版社名:アジソン・ウェスレイ
(現 ピアソン・エデュケーション)
出版年月:2002年4月
価格:12,600円(税込)
(以上、第2版の情報)

感想

以下、自分が所有する日本語第1版での感想。第2版以降は微妙に変わっているところもあるだろうけど、そこは、各自が自力でフォローしてください。

本の内容としてはOpenGLのすべての機能を解説してある、いわゆるOpenGLを使うときのバイブル。ちなみに、OpenGLの話で『赤本』と言ったらこの本の事。

もう少し内容の話をすると、それなりに丁寧にOpenGLの機能を解説してある。所々、ソースも載ってるけど、これは断片的で使いにくい。

訳語におかしいところがいくつか見られる。できるだけ日本語訳する時点で統一感を出そうとしたらしいけど・・・ 逆に、おかしい訳語が浮いて、目立つ結果に。そういう意味で、いきなりこの本から3Dの話を身につけるのは避けた方が賢明。変な知識で染まると、後々困るよ。

英語の初版発行が1993年。この本が今でも問題なく使えるのがOpenGLのいいところでもあり悪いところでもある。サンプルで使われてるのは当然のようにaux系の関数。って、このあたりは最新の本でも書き直されてないんだろうなぁ。たぶん。

ものすごくさらっとだが、視点のジッタリングとアキュームレーションバッファを使ったアンチエイリアスや被写界深度の話が出てるのはおもしろい。

ただ、1993年の時点でこの話題が本に出てるのに・・・ 最新のグラフィックカードでも、このあたりはまともに使えないんだなぁ。まったく、どういう事なんだか。

NURBSとかエバリュエータの解説もちゃんとしてある。けど、この辺の機能も10年たっても一般化してないねぇ。

セレクションとかフィードバックの話がまともに解説してある本は少ないから、そういう機能を使いたい人は、一度は目を通しておく必要があるかも。

正直に言って高い。というか、高すぎ? いくらOpenGLのバイブルとはいえ、機能の解説してるだけの本に1万円以上払うのはかなり勇気がいる。

真剣にOpenGLを使うなら手元にあればうれしいが・・・ 自分で買うのはかなり苦しいな。近所の図書館に入れさせて、必要なときは借りてくるのがベストかも。

OpenGLを仕事で使う人なら買っておくべきかなぁ。英語が問題ない人なら原書の最新版がおすすめ。

ちなみに、同じ所から出ている『OpenGL リファレンス マニュアル』っていう本もあるけど、こっちは本物の地雷。かなり高いのに内容はただのリファレンス。いまさら紙のリファレンスをいちいち調べる利点は0なので全く買う必要なし。


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