▽Win32 OpenGL プログラミング

クレイトン・ウォルナム 著、松田 晃一 訳による『Win32 OpenGL プログラミング』の感想ページです。

Win32 OpenGL プログラミング 表 Win32 OpenGL プログラミング 裏
著者:クレイトン・ウォルナム
翻訳:松田 晃一

出版社名:プレンティスホール出版
(現 ピアソン・エデュケーション)
出版年月:1996年10月20日
価格:4,900円(税込)

感想

かなり丁寧な作りのOpenGL解説書。

というか、ちょっと丁寧すぎるような気がしないでもない。全体が10章に分かれているんだけど、最初の3章はOpenGLと関係のない3D的な考え方の話に終始している。

サンプルプログラムの説明をしている部分では、無意味に、スクリーンキャプチャまで使ってものすごく丁寧に解説した上ソースコードもすべて印刷してある。

この辺の余分と思われる部分を削除すれば、ページ数は50%ぐらいにできたんじゃないかなぁ。

まぁ、そういうところさえ見なかった事にすれば、Win32環境でのOpenGLの使い方を丁寧に解説してある良い本だと思う。

WindowsのOpenGLに固有の『レンダリングコンテキスト』とか『ピクセルフォーマット』などわかりやすく解説してある。この本+『OpenGL プログラミング・ガイドブック』でOpenGL開発はだいたい問題ないけど・・・ どっちも情報が古いのは問題か?w

OpenGL 1.1以降の知識もあった方が便利だろうし、もう一冊、解説書が必要かな。というか、このあたりをきっちりまとめて新しいOpenGLの本が欲しいところだね。

もうちょっと本の内容を説明しておくと、Win32環境専用のOpenGLの話だけでなく、ふつうのOpenGLの話もそれなりに解説してある。

あと、第9章ではものすごく丁寧に.bmpファイルの読み込みについて説明してある。LoadImage()関数一発で終わる事にどうしてここまで労力を払っているのか・・・ Windows NT3.51でLoadImage()って使えなかったっけ? まぁ、何にしても、今から自力で.bmpのローダーを書きたい人にはかなり参考になるかも。

今となっては懐かしいパレットの取り扱いの話も貴重かな。OpenGLでインデックスカラーを扱うときの話をまじめに解説してある本ってこれぐらいじゃないかと思う。

WindowsでOpenGLの開発をしたい人なら、一度は目を通しておいた方が良いかも。ただ、これも、新刊で買う価値があるかどうかは微妙w


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