▽プログラミング言語C

ブライアン・W・カーニハン、デニス・M・リッチー 著、石田晴久 訳による『プログラミング言語C』の感想ページです。

プログラミング言語C 表 プログラミング言語C 裏
著者:B・W・カーニハン、D・M・リッチー
翻訳:石田晴久

出版社名:共立出版
出版年月:1989年6月
価格:2,940円(税込)
(以上、第2版の情報)

感想

いわゆるK&R。著者のカーニハン&リッチーの頭文字の事だね。『K&R』と言われてこの本だとわからないC言語のプログラマーはありえないぐらい昔は有名だったけど・・・ 最近は、そうでもないのかな?

ちなみに、画像は手元にある本のもので初版の45刷。どれだけ初期のものを持ってるかでC言語を始めた時期を自慢するような風潮も今は昔か。っていうか、全く意味がない自慢なわけだが(笑)

原書は1978年発行。日本では昭和56年(1981年)に発行され、このジャンルとしてはあり得ないほどのベストセラーになった一冊。手元の本をみると昭和56年7月20日に1刷が発行されてて、昭和59年11月30日に45刷。コンピューター関係の本が45刷ってだけであり得なかった時代なんだけど・・・ 実際には、この後もどんどん増刷されてるはず。いま、トータルで何万冊ぐらい売れてるんだろう。

1981年といえば日本では・・・ PC-8001が発売された年か(笑) 個人ではまともなCコンパイラを手に入れることすら難しかった時代にCの解説書がこれだけ売れたってのはかなり画期的。っていうか、初期にこの本を買った人は、その知識をどこで試したんだろう? UNIXの環境もまだまだ少なかったような気がするんだけど。

C言語が生まれたのが1972年。30年以上たつけど・・・ 未だに、第1級のプログラミング言語であることは間違いない。まぁ、昔から、C言語は高級言語と言うより共通アセンブラって感じの扱いだったからなぁ。

現在のC言語の位置づけには、gccっていう、すばらしいコンパイラがあったこととかも影響してるんだろうけど、そこまで語り出すと完全に脱線するので省略。

本の内容を解説しておくと・・・ 『C言語のバイブル』。この一言に尽きる。

非常によくできたC言語の解説書。方向性としては単なる機能解説と言うより、初心者向けの言語入門的な意味合いが強いかも。

昔は“アセンブラ→C言語”って言う流れがあったからね。アセンブラをある程度理解してる人なら、あとは、この本だけでC言語は理解できた。まったくプログラム的な知識がない人には・・・ ん〜 どうなんだろう? そういう状況が理解できないから何とも言えないけど、どっちにしても読む価値はある。

個人的にはこれからプログラムを始めるなら、まずC言語。それも、この本から初めて・・・ ある程度C言語を使えるようになってからJavaでもC++でもなんでも、他の言語に行くのが良いんじゃないかと思うんだけどねぇ。まぁ、こればっかりは、本人の趣味とか相性の問題もあるから強制はできない。

なんにしても、C言語を使う人間なら1冊は持っているべき本。というか、これを持ってないC言語のプログラマーって・・・ かっこわるくない?w

C++にもこれぐらい強烈にお薦めできる本が欲しいけど・・・ どうも、C++の本って良いのがないんだよなぁ。まぁ、機能がCと比べてもかなり増えてるから、解説も膨大になってまとめるのが難しいしなぁ。仕方がないのかな。


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