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Effective C++ 第3版

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著者:Scott Meyers
翻訳:小林健一郎

 感想

C++を使う上で、気にかけた方が良いことや知っていた方が良いことを55個のアドバイスという形でまとめた本。

C++を使うプログラマーなら一度は読んでおくべき・・・ ただし、アドバイスの中にはずいぶん言い過ぎなものも含まれてることに注意。

そもそも、プログラミングで何を気にするべきか?

  • ちょっとしたプログラムを組むとき
  • 保守しながら何年も使うプログラムを組むとき
  • 複数のプログラムで使われるようなライブラリを作るとき

こんな感じで、作るプログラムに応じて気にするポイントは変わってくるはずなんだけど、そういう分類はこの本にはない。『〜〜するべきだから、常にそうしなさい』って感じで貫かれてる。

わかりやすいところだと、『どんなときでも初期化子リスト』とか『値渡しよりconst参照渡し』とか『引数1つのコンストラクタはexplicitが基本』とか・・・ そんなの、全部やってたら面倒すぎる。まともなプログラマーなら、必要な場面ぐらい判断できるでしょ。

メンバ関数より、メンバでもfriendでもない関数を使おう』とか言い出してる部分は・・・ もはや、何を目的にしてるのかさっぱりわからない。わかりやすくてちゃんと動くプログラムを組むのが目的なんじゃないの? プログラムのわかりやすさより、カプセル化の方が大事なの?w

値段分ぐらいの価値はあると思うし、手元に置いておいて1年に1回ぐらい読んでみると、新鮮な発見があって良いかもしれない。ただ、この本に書いてあることを安易に信じて、すべて実践するようなプログラマーは怖いけど。


(2009/11/29 書評